自給自足的生活の準備19 ~お米(稲)の水耕栽培に再挑戦Part5~

失敗しました。

いやまぁ目的が稲を育てるというプロセスの試行錯誤なんで、
そいういう意味では目的達成してるのですが。
やはり実らせることができなかったことは非常に残念です。

まず現状ですが、まだ枯れてはいません。
残り2本まで減ってしまいましたが割合元気な状態を維持してます。

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ですが、残念なことに北海道の夏はもう終わってしまいました。
特に八月中旬からの追い込みの時期が雨ばっかりで、
十分な日光を浴びることが出来なかったのが最大の痛点ですね。

日光大事。

この育成状況だと、花が咲いて実ができて、
というのを達成するのは正直絶望的です。
一応枯れるまで育成は続けますが、記事的には今回で区切らせていただきますね。

とゆーことで来年に向けて今回得た経験を纏めてみることにします。

自給自足的生活の準備13 ~お米(稲)の水耕栽培に挑戦Part1~
この記事のUPが6/17です。
まず一点目、開始時期が遅かった。
もう少し早目にスタートしても良かったと思います。

ただまぁ、最初のコレは普通に失敗に終わってまして、
二度目の挑戦を6月末から開始してます。
どっちみち遅すぎなんですよね。

北海道での田植え時期は5月下旬から6月初旬くらいです。
逆算して5月の頭には種を発芽させとく必要がありそうです。
発芽までのプロセスとしては今回のやり方でそのままやれそうですね。

自給自足的生活の準備16 ~お米(稲)の水耕栽培に再挑戦Part2~
水耕栽培、というかスポンジでの栽培についてです。
二度にわたってスポンジ活用してみましたが、
やっぱりスポンジはダメですな。

並行してバジルもスポンジ育成してみたんですが、
明らかに去年育てたバジルと比較してダメダメです。

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なんかね、色がもう健康的じゃない。
栄養剤がどうこうってレベルでもない気がする。
やっぱりなんかの化学物質的な毒的作用が働いた予感。

去年やった時は綿でスクスク育ちました。
栄養剤なんかもほとんど使用せず余裕でした。
そのバジルさんをここまで弱らせるスポンジの威力に脱帽。

自給自足的生活の準備17 ~お米(稲)の水耕栽培に再挑戦Part3~
一つのスポンジをバラして土に植え替えました。
残念ながらしばらくしてその子達は枯れました。

もう一つのスポンジは栄養素的な面がダメだったのかと思いまして、
スポンジのまま土の中に埋めてみました。
どの道枯れました。

んでですね、土で育てた子達もこの先次第に枯れていくんですが、
埋めたスポンジに近い側から順番に枯れていきました。
私の中ではスポンジの毒確定です。

可能性として、スポンジが栄養素を吸着してしまい、
植物がそれを奪い取ることが出来なかった可能性ってのも、
もしかしたら、あるのかもしれません。

スポンジでの水耕栽培に成功されてる方もいらっしゃいますし、
全てのスポンジがアウトというワケではなさそうです。
あくまでも「私が購入した100均のスポンジ」がアウトだったというだけです。

でもまぁ個人的には綿か土がオススメですね。

【来年に向けて】
・5月初旬には準備して発芽させよう。
・スポンジは止めて、次は綿と土で実験だ。
・ベランダがない為、日照量が足りなかったかも?アルミホイル反射板を導入だ。
・水は多い方がいい、根腐れ心配になるくらい水入れても大丈夫なのでガンガン水。
・栄養剤は意外と大事、適宜栄養補給させよう。

こんなトコですね。
いやまぁ至極真っ当なコトしか書いてなくて、
おもしろもみも何もないですな。

ですが、この記事とか見て実践される方へ。
一度同じように失敗してみるのオススメです。

毎日見てるとわかるんですよ、水が足りてないな、とか。
或いは栄養が足りてないな、ってのが。

今回、ここに至るまでネット上で何も調べずにやりました。
なので、以下の私の所見が合ってるかどうか謎ですが、
それでも私が感じたコト書いてみます。

まず水。

不足してると先端部分が茶色くなります。
みるみる枯れていくのがわかりますね。
そして茶色くなった部分は不可逆です。

もう戻りません、千切っちゃいましょう。
これも触ればわかるんですが、変色部分は触るとポロっと取れます。
健康的な部分はかなり力入れないと千切れません。

逆に変色してたとしても、触った時に柔らかいというか、
弾力性があるといいますか・・・生きてる部分はそのままで大丈夫です。
この場合は多分栄養不足が原因と思われます。

どこから千切るといいのか、ってのは指の感覚でGOです。
アウトな部分は、見た目がまだ多少緑色でも90度くらい曲げるとペキって折れます。
外で栽培してれば風やら雨やら虫の重みやらで自然に取れちゃうんでしょうね。

んで、このアウトな部分は放置してるとマズイです。
どんどん正常な部分に侵食してきます。
先端部分は注意して見ていた方が良さそうです。

ちなみにね、千切るコト自体がすでに悪手なので、
そこは誤解せんよーにお願いします。

健康にスクスク育つのが一番なんですが、
それでも変色しちゃう場合には千切り有効ですよって話。

続いて肥料(或いは光)

光については全般的に足りてなかったので、
ハッキリとはわからんのですが、
肥料も結構大事なことがわかりました。

栄養が足りなくなるとですね。
色が薄くなります。
この歳になって初めて知りました。

でね、栄養やると翌日にはみるみる色濃くなるんです。
ただ栄養と日光がセットにならないとダメっぽいです。

まず日光が沢山降り注いでても、栄養がないと色薄くなります。
そして栄養あげても、翌日が曇ってたりするとすぐに色戻りません。
栄養と日光が揃うととても元気そうな色に変化します。

んで、ウチの稲の場合なんですけど、
色が薄くなってきたかな?って思ってから三日くらいがリミット。
その三日以内に日光+栄養をセットで上げないと手遅れになりました。

一定ライン以下に葉緑素が減ると、
栄養や日光があたっても、光合成が間に合わないのでしょう。
まぁ人間も一緒ですね、ある程度元気な内じゃないと食事による栄養補給困難ですもの。

とまぁ、大まかな感じはこんなトコかな?
他にも水が動かんことによる水カビの発生だとか、
栄養剤やると藻が発生したりだとか、細かい点はあるっちゃあるんですが。

基本の「温度」「水」「栄養」「光」がしっかりしてれば、
多少は植物自身の生命力で乗り切れるので、
それほど神経質にならんでも大丈夫な気がします。

とかまぁ、こんなコトを小学校のアサガオの自由研究とか、
そーゆー時代に学びたかったものです。
お子さんいらっしゃる方は、一緒にやってみたりするといいのでは?

こーゆーことやってると、
食べ物への感謝の気持ちってのが沸きやすい気がします。
とにかく稲は大変です、農家の人スゲーって思いますもん。

よくこんなもん育てられるな、ホント尊敬するわ。

何にせよ、次回は来年の春に、
麦と米の両方を栽培予定です。
お楽しみに~。