2月分＆3月分の定時降下物

原子力規制委員会発表による定時降下物のモニタリング結果です
元データはこちらにありますので適当にどーぞ
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/195/list-1.html

【二月分】

【三月分】

数値纏めてみます
まず2月分について
単位はMBq/k㎡

岩手　2.13
宮城　1.83
山形　3.62

福島　2190
茨城　20.8
栃木　7.2
群馬　5.3

埼玉　3.26
千葉　2.57
東京　4.4
神奈川　1.99

北風の影響かもしれませんが
東北圏よりも関東圏の方が全般的に数値が高いです
数値としては福島がダントツ過ぎ、続いて茨城って感じですね

謎なのは、東京の数値が関東の中で比較的高いことです
土が少ないから地面に吸着されずに、延々ふよふよしてるのでしょうか

続いて3月分

岩手　2.71
宮城　3.22
山形　2.5

福島　1250
茨城　9.9
栃木　7.6
群馬　16.6

埼玉　6.5
千葉　4.2
東京　12.5
神奈川　3.18

2月分と比較すると、茨城が下がって群馬が増えてます
季節による風向きの変化なのでしょうねか
どっちみち、東北方面よりも南寄りに吹いてるようです

東京の数値が凄いですね
ざっと3倍くらいですか？

ところで、こんだけ降ったから何なのだ、って話ですが
別に病気になったりどうこうしたりするかは知りません
世界中の誰も知りません

ただ、ですね
こんだけ降ってるのは世界中で日本の上記地域だけです
お気をつけくださいませ

【「いわき産」築地へ　試験操業で初の出荷】
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201405090

ところで、降り注いでる量としてはですね
今も関東東北、確実に降ってるのは確かなんですが
事故直後に比べれば減ってます

降り注いだ過去のモノも、道路から側溝へ、下水へ、川へ、そして海へと流れて行きます
なので、都市部での量については、増えたり減ったりしつつも
トータルでは減少傾向にあるんじゃないかなーと思ってます

ところが、そうはいかないのが海の話
いわき市で底引き網漁で水揚げされた魚介類が東京築地に出荷のニュースです
海のモノはヤバイ、マジで気をつけましょう

事故直後と比較しますと、海への流出量は減ってません
増えてます、海底へ溜まってるであろう量は増える一方です
汚染水はガンガン海に流してます

空気中への放出については、一部建屋にカバーしたりと
しないよりマシ程度の対処はしてます

海の方はサッパリです
何か対応してるようなニュースは出てきますが
汚染水問題で、マトモに進展した話は一つもありません

浄化装置はマトモに動かない、すぐ壊れる
移送先間違える、タンクは水漏れ、雨が降ったら堰から溢れ
地中に染み込んだり海に流れたり

計測の為に掘った井戸からは検出量が年々増加中
何一つ改善されてません

かなーり深刻な筈なんですけどね
この状態で、どんどん漁再開しちゃってどうなることやら

【凍土遮水壁の安全性に疑問視　国、東電に対策求める】
http://www.minyu-net.com/news/news/0509/news8.html

「凍土遮水壁ってホントに大丈夫なの？」
東電「そう簡単に地盤沈下はしない」

「そう簡単に」って何でしょうか
地盤沈下して原発沈み込んだら「想定外でした」って言えばいい、みたいな話し方ですね
少なくとも4号機の燃料移送が終わってからでお願いします

建屋崩れ落ちて、上階にある燃料プール崩れるとか洒落になりませんので