PM2.5とは何なのか、日本で危険なのはドコなのか

今まで大気汚染マップとか張り付けてましたが
そもそもPM2.5って何なのよ、ってのを
ずーーーっと書いてなかったので今更ながら書いてみます

まず、いつも張り付けてる画像のリンクはコチラ
ちなみにメニューの目次のとこにリンク設置してます
http://www.aqicn.info/?map

【PM2.5とは】

大気中に浮遊する微粒子のことです
そのなかでも粒子径が概ね2.5μm以下のものを指します
具体的には粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子のことです

この定義に当てはまる小粒な物質全てを含みます
当然ながら放射性物質もそうですし
火事とかの時の煙にも含まれてます

つーことで、この数値が高いトコの特徴として
工業地帯であったり、サラサラな砂埃が飛び交う場所だったり
或いは福島のように放射性物質を撒き散らしてる地域が該当します

簡単にゆーと、この数値が普段から高い場所は
あんまり人が住むのに適してないってことです

【どの程度の数値から危険なのか】

基本的に閾値はありません
放射線量と一緒です
高ければ高いほど有害な率上がります

ただし、運次第な面もあるので
高いトコに居るから確実に病気になるかっつーと
そーゆーコトではありません

また、日によって高かったり低かったりするので
高い日だけマスクする等の防御でOKなトコも
これまた放射性物質と一緒な話だったりします

【そもそもこの数値って何なの？】

実際いつも張り付けてる画像を例に見てきましょう

コレは今日の状態ですね
所詮砂埃的なモノですので
今日のように、日本全国大雨な日はとても数値が低いです

こちらは札幌の詳細画像
大本のマップから、好みの場所をクリックすれば見られます

左上に大きく「10」と表示されてます
つまりPM2.5が10μg/m3あるってことです
言い換えると洗濯機と同じくらいのサイズの空間に10マイクログラムあるってことです

10マイクログラムっつーのの説明ですが
1gの1000分の1が1mg(ミリグラム)で
1mgの1000分の1が1μg(マイクログラム)です

【どの程度の数値から注意すればいい？】
先ほども言いましたが、基本的に閾値はないですので
こっからは私の個人的な推測による判断です

とりあえず50日程このPM2.5のマップを毎日見てきました
んで、日本は平均すると30~100くらい
西日本では50~150くらいの数値が散見されます

で、明らかに体調に影響が出てる中国ですが
基本的に100オーバーの数値を叩き出してまして
150~200くらいの日が非常に多く、また300を超える日も少なくないです

とゆーことで日本でも、数値が100を超える日が多かったり
日によって200或いは300とかまで数値が伸びる地域は
中国同様の健康被害が出る確率が高いと思われます

【結局日本のドコが危ないの？】
まだ大した日数見てないので断定出来るわきゃないですが
確実にわかる頃には、既に健康被害出てるっつーコトになるんで
コレも勝手ながら私の独断と偏見による判断を書きます

・危険度1位　「大阪」

100超えの日が非常に多いです
最高で605というのを見ました

恐らく中国から飛んでくるモノ＋工業地帯＋瓦礫焼却という
トリプルコンボが決まってるのが原因じゃないかと思います
また、地形的に溜まった粒子が他の地域に飛びにくいというのも一因かと思います

・危険度2位　「香川」「岡山」「兵庫」「宮城」

大阪同様100超えの日が多いです
なんていうか瀬戸内海が全体的に溜め込む率高いんじゃなかろうか
何度か300超えしてましてMAXでは500とかゆーの見ました

宮城については瀬戸内海ではなく
コレは福島から飛んでくるモノだと推測されます

飛んできてるモノの原因を考えると
コッチが危険度ダントツトップなんですが
今回はあくまでPM2.5の数値の上下だけで判断するので2位ランクですね

また、このPM2.5の計測なんですが
福島では一切計測してません
福島で計測したら大阪を超えるんじゃなかろうかと思うんですけどねー

・危険度3位　「北九州」

瀬戸内海同様100超えの日が多いです
なのですが、数値が低い日も同様に多いんです
思うに、一時的に通過する日が多くて、あまり溜めこまないからじゃないかな

瀬戸内海側はなかなか翌日の数値が読みにくいんですが
九州は全般的に中国の前日の数値＋その日の天気で予測立てやすそうです
後、九州って今火山噴火してたっけ？

火山灰とかも数値に反映されるので
純粋に砂埃的な要因が高そうな気がします
とはいえ、火山灰と黄砂、どっちが危険かとか知らんです

・危険度4位付近　「上記以外で100前後が多いトコ全部」

こっから下は団子状態なんで適当に判断PLZ
見てきて数値が高いのは全般的に西日本側でした
後は、福島からの風が北向きか南向きかで、関東と東北が半々な率かな？

日本での風向きは基本的に西から東、ですが
夏は南風が多く、冬は北風が多いです

なので、関東と東北のみで考えると
これからの季節は北側の方が、比較的危険かもですね

・北海道について

PM2.5の数値で考えると
ダントツで数値低いです
ただ、あくまで冬季限定でしょう

昨年の夏の放射性物質の定時降下物を見ると
やはり夏場に一定程度降ってきてますので
これからの季節は多少注意が必要と思います

まぁ魔界的地域と比較すると1000分の1とか
或いはソレ以下なレベルなので
コレを気にするのは神経質と言われそうですけどね

私は他人の視線とかさほど気にならんので
雪解けの季節は常時N95マスクですし
季節限らず地下鉄乗る際もN95マスクな人です

皆さんも、各々のお住まいな地域を考慮して
自分なりの基準で、自己防衛してくださいませ
その判断材料に、ウチの記事が役立てば幸いです

【N95マスクについて】

N95という規格は0.3μmの粒子を95%以上捕集出来る、という意味です
よって、PM2.5の2.5μmなぞ、99%以上シャットアウト出来ると考えてOK
但し、横から空気漏れないタイプに限る

大阪の600とかゆーワケわからん数値ありましたが
アレすらN95マスクするだけで、今日の北海道の10な数値よりも綺麗な空気が吸えます
マスクってマジで偉大だと思うよ、うん

ただ、PM2.5の数値が高い所では
0.3μm未満の粒子も飛び交ってる率が高いです
コレはN95マスクを通過してきちゃいます

なので、基本的には数値低いトコの方が
やはり安全な確率は高いでしょう

後はいつも通りです、仕事や生活やらと健康とかを比較して
各々の価値観によるリスク軽減策を講じてくださいませ～