花粉症の話です
何から話そうかな
まずは花粉症が何かって話からですかね
【花粉症とは何か】
まぁ一言でゆーとアレルギーですね
んじゃアレルギーって何か
免疫の異常(過敏)反応です
花粉症とかアトピーとか喘息とかが含まれます
アレルギーにゃいろいろ種類あるんで
一概には言えませんが、今回はI型のお話ね
【花粉症は治りますか?】
治りますし、治りません
その前に概念的な話させてください
皆さんこの部族知ってますか?
エチオピアのカニ足族って呼ばれる部族です
ジンバブエのヴァドマって言ってるトコもあるんですが
どっちが正しいのかは私は知りません
足の指がV字型に割れてまして
木に登るのに便利なのだそうです
彼等の部族ではコレが普通(且つ便利)で、五本指が異常なんです
個性とゆーか多様性の一つだと私は思います
なのですが、現代医学でコレを表現すると
ロブスター爪症候群という名の遺伝子欠陥と評されます
これ、どー思いますか?
そーゆー意味では日本人も世界的に見ると
足の指が異常(?)だったりします
皆さんの足の小指、関節いくつあります?
まず手の指から見てみましょう
根元の曲がるトコから数えて三つありますよね?
次に足の小指見てみましょう
どうです?いくつ間接ありました?
正確な割合は調査されてないので不明ですが
日本人の90%は足の小指の関節が二つとのこと
これを病気だと思いますか?
どこまでを病気として、どこまでを多様性と捉えるか
そーゆー難しい話で発展すると、とめどなくなるので
花粉症の話に戻ります
私が言いたいのはアレルギーは病気っつーより
性質の一つなんじゃねーのか、ってこと
なので、治すとか治さないって話じゃないと思ってるんです
身体に害のある物質に対して敏感ってことですよね
これって夜目が利く、鼻が利く、耳聡いってのと同じ気がしません?
こっちの場合は利点に思えますが、弱点でもあるワケですよ
夜目が利くってのは、少量の光に目が反応するよう調整されてるってことです
ということは、当然ながら強い光に対しては向いてません
青い目の外国人の方はサングラス必須でしょ?
私はアレルギーとゆーのは、これらと同じ
身体的な特徴の一つと考えています
そーゆー意味で「治らない」って最初に書きました
私の中では治る治らないというモノじゃないんですよね
【花粉症(アレルギー)の治療】
アレルギーな話も足の話同様、性質の一つだと認識してますが
足の指と違って、アレルギーの場合
原因となる物質を取り込まなければ生活に全く支障出ません
そーゆー意味で「治る」と書きました
原因さえ排除しちまえば問題ないですからね
とゆーことで病院の話です
アレルギーで病院に行くこと自体は賛成です
何のアレルギーであるのかを特定するのに
病院を利用することはとても効率的
じゃ薬剤による治療はどうか
こっちは全く無駄だと思ってます
特に薬によるアレルギーの治療なんですが
症状を和らげることは可能ですが、これは治療とは言いません
例えば抗ヒスタミン剤などはアレルギー「症状」を抑制します
しかし治りません、結果的に免疫の過剰反応は弱まりません
(ついでにゆーとI型以外のアレルギーにはそもそも効きません)
次にステロイド剤ですが、これも同様です
アレルギーを抑圧することはありますが、根治しません
そして免疫力が低下します
これらの薬はアナフィラキシーショック(これもアレルギー)とかの
生命に関わるよーな時に使うのはわかります
そのほか、人生の転機でどうしても!って時とかの切り札に使うのも有りでしょう
しかしながら、日常的に使うのはオススメしません
他にもいろんな薬はあるでしょうが
根本的に意味がないと私は考えてます
ステロイド剤にはいろいろ種類あります
プレドニン軟膏なんかは弱めのですね
主に目の周辺とかに使います
ヤベーのだとデルモベート軟膏とかでしょうか
ブレドニンと比べると強さは3500倍くらい違うかな?
中間にも沢山種類あります
大体ステロイド使い始めると
段々効かなくなってきて
徐々に強いのに変わってきます
最終的にアトピーなんだかステロイドの副作用で肌荒れてるのか
どっちかわからんよーな謎な状態になったりもします
個人的意見ですが、アレルギーに対する薬剤治療はオススメしません
あ、でも注意事項
始めるかどうか、ならば断固としてやらないのがオススメですが
すでにやっちゃってる場合、医者の指示に従ってください
長期的に使う薬の大半がそうなんですが
いきなり止めると、身体に大なり小なり影響が出ます
その薬をやめたい場合、医者にやめたいという意思を伝えましょう
仮に、現在かかってる医者が信用ならないのであれば
別のお医者さんに意見を求めるのも有りです
自分の判断でいきなり止めるのはNGですよ?
結局のところ、アレルギーってのはアレと一緒じゃないです?
水分足りなくなったら喉が渇いて水が飲みたくなるのと一緒
その閾値が人とちょっと違うだけですよね?
大多数の人が喉が渇くラインより、ちょっと早くそれに気付いて
身体が水ヨコセーってゆーのと一緒だと思うんですよ
人体に害のある物質がお前の近くにあるぜ、っていうサインなワケです
ソレに対して、人より早く気付けるってのはプラスだと思うのですがどうでしょうか
【減感作療法】
減感作療法とゆーのがあります
こっちのやり方はステロイドとかに比べて、まだマシな方法だと思ってます
私個人としてはコレについても賛成はしませんが
アレルゲン免疫療法といいまして
割と昔から行われてるやりかたです
日本ですと漆器職人などが、漆に対するアレルギーを減らす為に
舌の下に少量の漆を置いて、少しずつ量を増やす事で
漆アレルギーを起き難くさせるとゆーコトをやってました
同様のことを注射とかでやるのがこの治療方法
ただ、このやり方は失敗すると普通に症状が出ちゃいます
調整というか、いろいろ面倒な治し方なんですよね
更にこのやり方、お医者さんが儲かりません
保険点数的な問題です
面倒(医者も患者も)で儲からんので主流じゃないです
それと、単一の原因に対してなら効果は出ますが
それ以外の原因に対しては意味ないです
人によっては数十種類の原因が複合してる場合があります
花粉症になったとします
その原因が仮にスギ、ヒノキ、イネの三つだったとします
この中で保険が効くのはスギだけ
スギ花粉に対する過剰反応が起こらないように
この治療法で体質改善したとしましょう
それで花粉症は治るか
運次第でしょう
スギがメインだったなら症状緩和されるでしょうし
他のがメインな原因だったら変わらんと思われます
というか、スギの分が症状緩和されて
涙鼻水が出なくなったとします
そーすると、他のアレルゲンの侵入量増えませんか?
なんだかんだ言って、涙鼻水で洗い流してたワケですよ今までは
それを止めちゃって大丈夫なんですかね?
さて、ちょっと考えてみましょう
アレルギー発生要因が何かはハッキリしませんが
以下のように仮定して推測してみます
スギ60
ヒノキ30
イネ30
この数字の合計が100を超えると
過剰に涙や鼻水が出てたとします
ここでスギに対する治療を行って30まで減らせたとします
すると、合計値が90なので症状がほとんど出なくなりました
これで万歳?
ところでですね、アレルギーになる原因を思い出してください
まぁいろいろ原因はあるんでしょうが、こんな話ご存知ですか?
今までは花粉症じゃなかったのに、大量に花粉吸い込んで花粉症になっちゃった
スギ治したら、他のアレルゲンを取り込む量が増えて
そっちのアレルギー発症したりってありませんか?
合計値100を下回って排除しなくなった結果
今までは検査で出てこなかったハウスダストとかが
許容量オーバーして新たにアレルギーになったりしません?
何となくですが、アレルギー治療って
新しいアレルギー発掘してる気がしてしょうがないです
とまぁ推測の話ここまでで終わり、実際的な減感作療法のデメリット書きます
・治療にスゲー時間がかかる(年単位)
・副作用が結構出る、花粉の時期以外もツライ思いする場合がある
・稀にアナフィラキシーショックが出る
・治療結果として、前より症状が悪化する場合がある
なので、この治療する場合は以下の点を確認
・その病院での治療件数と治癒率
・症状が悪化した場合どうするつもりなのか
(賠償金とかじゃなくて、その後の治療法の話よ?)
病院で治療する際は
お医者さんとよーく話し合って納得の上でGOですよ
長くなったので二つに分けます
後編は私の花粉症やらアトピーの体験談と
全体的な纏めとかです、多分明日UP
コメント
>そーゆー意味では日本人も世界的に見ると
>足の指が異常(?)だったりします
いや、知らなかった。
とすると外国人は足の小指の関節は3つが普通?
外国人と足の関節の話したこと無かったので知らなかった。
今度機会があれば聞いてみよっと。
>合計値が90なので症状がほとんど出なくなりました
>これで万歳?
あれ、アレルギーって合計値で判断するのですか?
私は個別だと思いこんでいました。
私は、スギ花粉とハウスダストのアレルギーがありますが、
スギが100以上だからスギの花粉症になり、
ハウスダストが100以上だからハウスダストのアレルギーになっているのかと。
それぞれが個別に100を越えているからそれぞれの症状がでているのかと思っていました。
普通という言い方がどうかわからんですが
外国人の方で足の小指関節が2つなのは
大体30%くらいだとかなんとか
多数派が何%占めると普通と呼ぶのかとかは
私にはわかりませぬ
ただ、日本人は「普通」でない率が他国より高いようです
合計値か単体値かって話ですが
アレルギーを簡単に(難しくかも?)ゆーとですね
まず免疫グロブリンE(IgE)とゆーモノがあります
次にマスト細胞や好塩基球とゆー細胞が人間には存在します
こいつらは顆粒とゆーものを保持してます
顆粒はヒスタミンとかヒアルロン酸とかいろいろ入ってます
Igeと何かのアレルゲンとマスト細胞とかが結合すると
顆粒からヒスタミンとかが放出されます
このヒスタミンが沢山分泌された結果
H1受容体っつータンパク質と結合すると
アレルギー疾患が発現します
こーゆー仕組みなので
合計量って考えるのが簡単な気がします
後は身体のどの部位で、どのように症状が出るか、ですね
スギ花粉の時は鼻だけ反応して、ハウスダストなら皮膚が炎症する
とゆーよーに別の症状も出ますし
なので考え方としては、合計値100でアレルギー体質を表し
そこに更に単体アレルゲンで数値上乗せすると
各症状が出てくる、って考え方の方がいいかもしれない
いずれ免疫とは何か、で記事書きますネ
簡単にわかるよーに書けるといいのですが・・
減感作の注射ではわたしもアトピー治らなかったです。引っ越して代々木まで通えなくなって、がっかりだけど、しょうがないからあきらめたら、そのうちそんなひどいアトピー出なくなりましたよ。
重症のアトピーは、生きてるのも厭になるくらいですから、何か治療法があるかと思って、なんとかかんとかしたいと思いますものね、難しいですね。
減感作って10年くらいかかる人も居るようですしね
何にせよ、引越しと前後して症状が緩和されておめでとうございます
バッチリ治るような治療法とかあればいいのにねー