名古屋市の学校で結核の集団感染があったようです
293人検査して39人に感染してることを確認した模様
とゆーことで、今日は結核についてちょこちょこ書いてみます
【教師の結核から生徒ら39人集団感染】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140702/k10015680421000.html
まずはニュースの紹介からなんですが
これってタイトルおかしくないです?
なんか教師が感染源みたいな書き方してます
病院の診断で最初に発覚したのが今回の教師なだけで
別に教師が最初にかかって広めたワケでもないのに
何かヤな感じです
とゆーことで結核とは何ぞや
時代劇とかで床に臥せったおとっつぁんがゴホゴホやってるヤツですね
簡単にゆーと風邪の一種です
病院でも風邪と誤診されること多いです
菌なんですが、ペニシリンとかの一般的な抗生物質あんまり効きません
ですけど結核菌以外の菌も同時に悪さしてるコトが多いので
風邪で処方される抗生物質飲むと、一時的に症状が軽くなったりします
結局は他の菌が撲滅されて結核菌が増えるので
風邪がぶり返してきたみたいになります
そのうち血痰とか出てきてオカシーナーとかなって結核発覚したりします
結核菌の保菌者は結構沢山居ます
知らずに結核にかかって、勝手に治ったりとかもよくあります
しかしながら世界中で死者沢山です
コレどーゆー病気かっつー話ですが
健康な時に菌が入ってきても別にどーとゆーことはないです
一般的な健康状態の人だと発症しません
ただ、菌が勝手に全滅することも稀なようでして
免疫機能が低下すると発症します
ストレスとかもよろしくないですね
そんなこんなで、劣悪な労働環境な人とか危なそうですが
発症したからってすぐ命に関わる病気じゃないです
風邪なおんねーなー、ちょっと詳しく検査ー、とかでも概ね大丈夫
但し注意です
病院で結核の診断されて薬貰ったとします
その場合、医師の指示に従って確実に薬飲みきってください
途中で勝手に、なんか症状なくなったしもういいやー、とか厳禁です
完治しましたよーって診断もらうまで病院にも通いましょう
とってもとっても大事なことなので、本当に注意ですよー
結核の治療には、ソレ用の抗生物質を複数飲みます
例えば、Aという薬を一定期間飲むと結核菌の80%が死ぬとします
残り20%はAという薬に耐性があって生き残ります
ほっとくとAとゆー薬が効かない結核菌が増加するワケです
そんなことにならんよーに、A、B、C、Dと四種類くらいセットで飲んで
確実に菌を殺してやります、それも半年以上かけてキッチリと
コレを途中でやめたりすると
どの薬にも耐性のある怖い菌が出来上がります
即ち「多剤耐性結核菌」の出来上がりです
特にメインの薬であるリファンピシンとイソニアジドが効かなくなると
副作用の強い薬で対応しなきゃならなくなります
副作用強いワケですから、身体へのダメージもデカいワケです
簡単にゆーと免疫力が下がりますよね
なんつーか治らないで死ぬ率30%くらいまで上がるぽいです
なので、結核が発覚して病院で治療ってなったら、素直に医師に従いましょう
ただですねー、コレ薬飲んで完治した言われても
5%弱くらいは再発したりするらしーのですよ
再発する場合に増える菌は、大概耐性菌だったりします
一番いいのは、しょっぱなの時点で免疫力下げずに
自前の免疫機構に菌殺してもらうことですね
症状が出ちゃった場合は病院のお世話になるのが良さそうですが
そもそも、症状を出さないような生活を心がけたいモノですね