避難指示解除とかの話がチラホラ出てますが
ソレに対する住民の不安を解消するため
政府から42ページの放射線リスク解説冊子が配られました
【放射線リスクの解説冊子配布 避難住民の不安軽減】
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030301002104.html
現状配られた冊数3500部で
復興丁のサイトで公開されてるよーです
せっかくなのでその中身を紹介してきます
いや、コレがですね、中々にいい資料なんですよ
書き方に恣意的な表現はチラチラ見受けられますが
データ自体はイイモノ使ってると思います
なんとゆーか「わかってる人」が作った資料に思えますね
お時間あるかたは一読どうぞ、コレはいい資料です
とりあえず原版はコレね
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/20140218_basic_information_all.pdf
ひとつ目から順番にペチペチと突っ込み入れてってみます
まず最初は空間線量は下がってるんだよ!って話
マップ見る感じだと確かに下がってるよーです
緑の部分1~1.9μSv/hの場所とか結構減ってますね
ただ、減った結果の水色部分が0.2~0.5μSv/hなんですが
それ自体が随分高い数値に思えるのは気のせいか
空間線量率の推移とかゆー表見ると
0.33μSv 0.07μSv 0.09μSvととゆー比較的低い場所だけ紹介されてるように思えます
非難解除される方々が帰る場所の占領ってどう考えてももっと多くナイデスカ?
つーか、低めで紹介されてる数値すら、事故前と比較すると2倍~8倍なワケでして
安心材料とはちょっと思えません
続いて「4.初期の内部被曝の状況」
ここでまた凄いことを言い切ってます
甲状腺に蓄積する可能性があるヨウ素131は半減期が8日だから早期に消失してるので
「現在では新たに被ばくすることはありません」
ホントかよー、定時降下物とか下水汚泥からちょこちょこ検出されてるでそー
んでまぁ、そーゆー状況で甲状腺検査を実施しました、と
検査結果を見る尾t甲状腺に結節やのう胞がボコボコ出てきましたが
この割合は福島県外の3県での県民健康管理調査とほぼ同様だったそうです
その上で。75人が「悪性ないし悪性疑い」と診断され、うち33人がガンと確定診断されました
つーことはアレか?日本全国で小児性甲状腺ガンは一体全体何人居るのかね?
未だにその辺りの説明がないのはどーゆーことなのでしょう
「11.日常生活における放射線被ばく」
いつものアレです、飛行機のったりCTやったりするモノとの比較
世界平均と日本平均比べて思う点が幾つか
まずラドンの量なんですけど、日本もっと多いですよね?
大気中の濃度とかで比較するなら確かに日本少ないですが
コンクリなアパート暮らしとかだと、部屋に溜まって吸引量ガン増えしたよーな
そして食品の「世界0.29日本0.99」の部分
コレってどーゆーことなんでしょう
注釈見ると、福島事故の影響を含まない、って書いてあります
自然放射線って銘打ってるので、カリウムさんなのかな?と思わなくもないですが
どーなんでしょうね、ちょぴっと気になるポイントです
最後に人口放射線多すぎ(病院とかのヤツ)
なんか病院行くと病気にされそうなイメージですね
CTには注意ですよー
こっから先に放射線の身体への影響ってゆー流れで冊子は続きます
なのですが、ココまでは基本的にデータがメインの話なんですけど
この先の部分は言い回しが微妙なのばっかりなんですよ
「リスク増加を確認できません」
「~と推定されます」「リスクの増加を証明することは難しい」
全体的に書いてることを纏めると
これだけ被ばくしたから病気になるということは証明されてないが
被ばく線量は少ない方がいい、とゆー形で記載されてます
非常にごもっともな意見だと私も思います
「15.今回の原子力災害に対する我が国の対応」
これは冊子作った人は学者さんなんですかね?
ここまでは比較的データを元にして、わからんことはわからんとゆーノリで書いてました
この15の部分では国が決めたんだから、ソレ守ればいいんじゃねーの?みたいな
結構投げやりな文章書いてるように思えます
つーか15ページまでは専門家が、それ以降22ページまでは官僚が書いたぽい文章に見える
そこらへんはどうでもいいか
纏めとして、データ自体上手く纏まってるので
昨今の状況をざーっと流して読めるいい冊子だと思います
特に24ページ以降では、放射線ってナーニ?みたいなのを
いい感じに書いてくれてるので、オサライ的な感じで是非どうぞ
内部被曝はヤバイんですよ、みたいなことを急に言い出してたりしてちょっと笑いました
ここの辺りに、放射線に関する数値の誤魔化し方のアレコレも載ってます
24ページから35ページに書いてあることがなかなかに秀逸なので
お時間ある方は是非ともどうぞ~