今更避難してももう遅いの?




遅くないです

何度か書いてる気がするけど
大事なことは何度でも繰り返すのが私の主義

今まで危険な地域に居て、危険な食べ物を食べて
それで身体が大量に放射性物質を取り込んでて
だから、今更逃げてももう遅いし・・・って考えてる方居ません?

遅くないです

日本人的思考で根強いものに「毒食わば皿まで」とゆーのがありますが
毒食ったら、毒吐き出せばいいんですよ
セシウム取り込んだって排出出来ますから

ずっとマスクしてなかったから、もう既に沢山吸引しちゃったかもしれない
今更何をしても、もう遅い?

遅くないです

乳酸菌の霧を吸い込んで肺を洗浄するという方法が模索されてます
また、今から放射性物質を吸い込まない生活を始めるということは決して無駄じゃないです

チェルノブイリでの被害を見ると
その地域で、継続して危険な行為を続けていた
というのが一番の問題点だと私は考えてます

継続して、ってのがポイントですね

危険と思われる牛乳を飲み続けた
危険と思われるキノコ類を食べ続けた

等々

そして被害が表面化するまで数年かかってます

日本の事故からはまだ一年も経ってないです
たった半年程度のこと

今までちょっと危険な生活してたから
もう、取り返しがつかないなんてことは無いです

今から気をつければいいだけです
ただそれだけのこと

ところで3月で既に9割の被曝をしているらしいが大丈夫か?
との質問を頂きましたので、私の考えを以下に記載してみます

また、先に私の考えを書いておくと
「大丈夫かどうかはわからないが、今後も被曝し続けるともっと危険になる」です

細かい計算は専門家様がやってくれてるので
こっちは素人的に単純に考えて、川崎の線量データを元に計算します

私が記録を始めたのは避難から戻ってきた3/21からになりますが
その日のデータをちょこっと載せてみます
あ、先に断っておきますけど、ヨウ素関連のデータはスルーしてね

放射性ヨウ素の半減期が8日で半分になる、ということはわかってたので
川崎での放射線量の減少幅から、放射性ヨウ素とそれ以外の核種の割合を
比率で計算しようとしたんですが、うまくいかなかった分の名残です

放射線量01

見るべき項目は3の横のラインですね
川島大島局で計測された放射線量です

放射線量02

次に事故から一ヶ月経った時のデータ
まぁこんな数字の羅列見ても何がなんだか・・・だと思うので
ちょっと放射線量まとめてみますね

3/21 150.6nGy/h
3/22 150.2
3/23 141.2
3/24 130.3
3/25 120.5
3/28  99.2 
3/29  97.4.
3/30  95.7
3/31  88.4

4/3   81.0
4/4   80.2
4/5   79.1
4/6   78.1
4/7   76.8
4/8   74.9
4/11  72.8
4/12  71.5
4/13  71.2
4/14  70.4
4/15  69.4
4/18  68.7
4/19  67.4
4/20  66.8
4/21  66.3
4/25  65.7
4/26  65.0
4/27  63.4
4/28  62.6
4/30  63.5

9/5   54.3nGy/h

そして、原発事故以前の川崎における放射線量は平均35.3nGy/hだったようです
つまり、上記のそれぞれの数値から35.3を除算した分が、原発由来の放射線量と考えられます

見てわかる通り3月が一番激しいです
外部被曝量としては、放射性ヨウ素が大量放出されていた3月が一番大きく
事故当初の一週間くらいが、呼吸による内部被曝の害も大きかっただろうと推定されます

だけどそんなことは、どーでもよくて
過ぎてしまったこと考えたってしょーがないのです

問題は、9/5現在の今もって事故前の数字に戻ってないってことです
現在の放射線量から、事故前の放射線量を引くと19nGy/h分の放射線が余分であることがわかります

今現在浴びてる19nGy/hの放射線は、プルトニウムか何かわからんけど
原発由来の放射線ということです

別に自然由来の放射線も原発由来の放射線も
線として外から受ける分にはなんら違いはありません

違うのは、身体の中に取り込んだ時
危険性は取り込み方次第ではありますけど

そんなこんなで、3月の割合がどうかは知りませんが
未だに残ってるのは確実なので
今後の、確実にわかってる危険性にどう対処するか、を考えてください

今から移住しても無駄か?
今から移住すれば20nGy/hの余分な外部被曝と
それを取り込んで内部被曝するリスクを大幅に減らせます

例えば乳幼児は、手や指をべろべろ舐めますし
そこらの落ちてるものをなんでも口に入れようとします

例えば児童は、外を元気よく駆け回り
砂埃を吸い込み、何が入ってるか不明な給食を食べ
そこらで転んで、擦り傷を作ったりするわけです

大人ならば気をつければ生活は可能でしょうが
それすら私は推奨したくないです
そして、子供については言うまでもないでしょう

一般に、30台の成人を軸として
小学生くらいの児童が受ける放射線の感受性は10倍
乳幼児は、小学生に比べて更に10倍、と言われてます

数値が正しいかは知りませんが、若い人ほど影響が大きいのは確かなようです
なので、大人の方が生活を気をつけて関東に居るのは
まぁなくはない選択だと思いますが

小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、今一度良く考えた方がいいのではないでしょうか
少なくとも、乳幼児を抱えている家庭であるならば、一時的な避難(疎開)を検討してみてください

くどいようですが、何度も言います

関東で放射性物質を取り込まないように、気をつけて生活することは「可能」です
気をつけて生活する限り、北海道も関東も、病気になるリスクは大差ありません

特に、外部被曝量については、一部ホットスポットや事故現場に近い場所を除き
まったく気にする必要のない程度の誤差だと言えるでしょう

重要なのは体内に取り込まないこと
どうか関東に居る方々は気をつけて生活してください

また、可能性として、10年後とかに誰も病気を発症せず
あの時移住したヤツ居たけどバカだよなー、とか笑い話に出来る未来もあるかもしれません
むしろそんな未来になればいいのですが・・・

皆さんも、どんな未来になっても後悔しないように、今を真剣に生きてください
その為に必要なのは、今までどうしたか、ではなく

これからどうするか、です








コメント

  1. はな より:

    ありがとうございます!!
    すごく分かりやすかったです。
    タバコを30年吸った人でも、その後続けるか、
    やめるかで全く違うのと同じなんですね。
    今は夫婦二人なので、気をつけて生活しています。
    仕事している中で、さけられない外食もありますが。。
    子供が出来たときは、今の場所にいることは危険なのだと思います。そのときは実家に疎開する事にします。
    食品についての判断についてですが、 
    野菜、魚、肉は 産地が明確なので判断が簡単なのですが
    エノキ茸(白いもの。長野産。
    多分室内で作られているもの)
    食パン、国産ビール(どこの麦か分からない)、
    卵(パックをみてもどこで飼育された鳥かわからない)
    は、ずっと食べていたのですが、最近少し不安になってきました。
    放射能は怖いですが、栄養が偏ることで病気なるのもいやなので、産地を選びながら出来る限り、
    311前の食事に近い生活をしてきました。しかしやっぱり判断に迷う食品もあります・・。
    加工食品などは怖くて買ってません。
    ブログ主様のご意見聞かせていただけたらと思います。

  2. kurahasi より:

    まず食品についてですが
    キノコ類は一般に放射性物質をよく吸収するらしいです
    キノコ自体の産地というか、菌をうえつける原木の産地次第だと思われるので
    安全に食べられるキノコ類を調べるのは困難かと・・・
    麦に関しては、日本で生産されている麦は極僅かです
    そしてそのほとんどは栃木産
    国産麦を使用!って書いてないモノならあまり気にしなくてもいいかと
    ただし、そのパンやビールの工場の場所は注意ですね
    麦よりも他の原料や水の方が私は気になります
    卵については関東に居た頃はほぼ食べてませんでした
    アレって基本的に近隣のものしか手に入らないんですよね・・・
    今では北海道の卵をパクパクしとりますけど
    加工食品については、これもほぼ食べてません
    一番危険なのは乳製品が混入してるものなので
    特に卵と牛乳ですね
    自分は工場が北海道なら乳製品系は制限解除してもいいかなとは思ってます
    後今居る場所についてなのですが
    さすがにその辺りはちょっと危険な気がするので
    神奈川辺りにプチ移住とかをオススメします
    というのも、乳幼児が影響を受けやすいのは記事の通りですが
    生殖細胞も同様に影響を受けやすいです
    そして、女性の場合、一生分の卵子が既に体内にある状態なので
    もし子供を作ることを考えてるのなら、少し線量の低い地域に移動した方がいいのかも・・・
    職場の場所と、通える距離とでちょっと検討してみてください

  3. はな より:

    卵、やはり、やばいですよね。
    千葉や埼玉で育った鳥、ですか。。。ビミョウですね。
    キノコは避けた方が無難ですね。原木の産地までは、どうしても分からないですからね。。。
    1日のうち、ほぼ、自宅か建物内なので外にいる時間は少ないとは言え、不安です。
    引越しは、強く考えてます。
    江戸川区、船橋市、市川市、浦安市、あたりは、
    ホットスポットに隣あわせなので、どの市も微妙に高いです。妊婦、子供には安心とは言えませんね。。。
    放射能防御プロジェクトが行った土壌汚染調査では、
    首都圏の 放射線量が低い土地でも
    高い土壌汚染の数値が出る地域が多々あって、
    放射線量だけ見たらすごく低いのに、
    土は汚染されている、というのがとても不思議に思いました。
    空間線量が1m0.1マイクロシーベルト未満の市が、
    私の住む市(1m0.2マイクロシーベルトくらい)
    と同じくらいの 数値でした。
    松戸、柏などは、土壌汚染がずばぬけて高い数値だったので、そこは納得なのですが、
    1m0.08マイクロシーベルトくらいの地域が
    わりと土壌汚染の数値が高い
    (20000Bq/m2くらいの汚染)
    というのは、どう判断してよいかわかりません。
    空間線量の比較だけで、移住先を決めてよいものなのでしょうか・・・。
    土壌汚染まで、考えると わけわかんなくなってきます ><

  4. kurahasi より:

    土壌を採取して計測したのと
    空間線量は多少は相関関係あるでしょうが基本的に別物です
    排水溝付近の土と、その建物の屋上の空間線量を比較した場合
    排水溝付近の土の方が線量が高く出るでしょうし
    それぞれに明確な基準があるわけじゃないので
    判断は各個人の好みです
    私の好みで言うと、土壌についてはほとんど気にしてません
    というのも、結局下水処理場の汚泥の数値見る方が早いので
    土壌も水も建物も空気も、どれかしらが汚染されれば
    結局排水が汚染されることになりますから
    というかですね
    細かい数値を見ない方が良いです
    私の基準で言うなら、事故以前より増えてたらもうアウトです
    また、移住先を決める際には、その土地が好きになれるかどうか、とか
    そういったことも考慮する必要があるでしょう
    大雑把に安全そうな地域をピックアップして、旅行して回るのもいいと思いますよ~

  5. はな より:

    なるほど 汚泥の数値 ですね!
    土壌だと、まだらに汚染されてるので 正確さに
    欠けるのかもしれませんね。
    私は、空間線量にしても、土壌にしても、細かい数値にこだわりすぎていたかもしれません。
    今は、食べ物などの内部被曝に目を向けたほうが 良いかもしれませんね。
    プチ移住先は、
    以前とくらべて、ほぼ変わらない数値を維持している地域が安全。という基準でいきたいと思います。
    スーパーで安全な食材を探して、少ない食材でも
    いろんな料理を考えることを、逆に楽しんでしまって、新しい趣味にしようと思います 笑。
    ストレスと感じてしまうのは、損ですからね

  6. kurahasi より:

    ちなみに私が移住した北海道のスーパーでは
    近隣農家の野菜やら、道内の細かい産地書いた魚介が沢山あって
    個人的にはいろいろ楽しいですよ買い物&料理♪
    1本400円の有機栽培大根は味が濃くてビックリしました
    普通の北海道産は50円・・この差は・・・
    どんなことがあっても、なるべく人生楽しみましょう!

  7. Nami より:

    小樽観光の記事から行き着いて、見てみたら関東圏から避難されている方のブログで、思わぬところで勇気づけられた思いです。
    というのも、私は現在東京に住んでいますが実家が小樽で、避難したい思いがありながら、仕事や大切な友人知人がこちらにいることもあって、避難する時期をじりじりと伸ばしたまま半年が経ってしまった優柔不断な人間だからです。
    先日ガイガーカウンターを購入して自分の目で自宅や職場の線量を確かめられるようになってからは特に、ここにいることが恐ろしくてそわそわとしながら生活している感じですが、前向きに避難生活を楽しんでらっしゃる方の記事を読むと、少し希望がわいてきます。ありがとうございます。
    もう少し、ギリギリまで(自分の中では年内がリミットと思っているのですが)粘ってここに居たい思いがあるので、せっかくのご忠告を活かせなくて申し訳ないのですが、今後も北海道紹介の記事を楽しみにしています。
    あと余談ですが、小樽出身の私のお勧め観光スポットはおたる水族館と、グラススタジオと、天狗山からの夜景です。
    もし機会とお時間ありましたら、是非。

  8. kurahasi より:

    小樽は美味しいモノ沢山でいいところでした~
    素材も日本海側のものが多く、比較的安心して口にすることが出来ましたし
    また、福島からの被害という面では、札幌よりもむしろ安心ですね
    泊が近いのが難点ですが、現在の所あそこは大きな事故はありませんし
    関東から移住される先として、私は良いと思ってますよー
    さてさて、東京にお住まいとのことですが
    地域によりけりな汚染度なので、現状なんとも言えません
    取り敢えずは、家の中の頻繁な掃除と、水や食料に気をつけること
    後、玄関やベランダ、窓のサッシなどの掃除を定期的にやるといいと思います
    原発事故以降、関東は長期間住むには適してないと思いますが
    一年やそこらなら、気をつけた生活をしてる分にはリスクはそれほど大きくないと思います
    記事にも書きましたが、いつになろうと「遅いなんてことはありません」
    今すぐ移住できなくとも、今から生活を更に安全なものにする方法は無数にあります
    更に、移住に向けた準備や、危機的状況に陥った時の為の準備も今から可能でしょう
    今の自分に出来ることをすればいいだけだと思いますよ
    出来ることから一歩づつ、着実に進めていきましょう~
    オススメ観光スポットの紹介ありがとです
    次回小樽行った際に堪能させていただきますね@w@