今年も梅酒作成な時期がやってきました。
とはいっても、紹介するのは去年作ったやつのなんですけどね。
ここ数年、毎年梅酒作成してみて、なんとなく感じが掴めてきました。
なので去年、満を持して、ちょっとお高い酒で漬けてみることにしました。
カミュのコニャックで梅酒制作開始です。
用意した梅はこちら。
和歌山の鶯宿梅を使用します。
個人的な好みですが、南高梅とかよりこっちの方が香りが好き。
ヘタとって水洗いして、水ふき取って、ちょびっと乾かす。
投入するのは氷砂糖ですが、氷砂糖って高くない?
グラニュー糖じゃダメなのかしら。
そう思って、グラニュー糖でも試すことにしました。
コニャックの方には入れませんが、別のお酒で試してみます。
とりあえず今回の本命なコニャック梅酒。
使うのはカミュのXOとナポレオンエクストラ。
それぞれ別の容器に分けて作って味比べ予定。
あと、梅酒で梅酒漬けたらどうなるんでしょう。
こちら、購入した梅酒なゆめひびき。
今回用意した鶯宿梅と同じ梅で作られた梅酒です。
そこそこ甘いお酒で、度数は20度。
氷砂糖少な目な容器にて実験してみます。
こちら3ヶ月ほど経過したコニャック梅酒。
左がXOで右がナポレオンですね。
めっちゃいい香りに仕上がった、万歳。
漏斗にお茶パックを敷いて、濾過して瓶詰します。
梅のエキスと砂糖とで、元の分量の2倍以上の梅酒が出来るんですよ。
なので、早めの梅酒と、長期の梅酒とをそれぞれ作ります。
こちらが3ヶ月ほどの短期な梅酒を、元の瓶に瓶詰したところ。
ちょっと味見した分にはいい感じの仕上がりです。飲むのは多分2年後とか。
で、残った液体と梅については、別の容器に移して梅酒制作を継続です。
主な残りモノについては8ヶ月目くらいにくらい瓶詰め。
あんまり長く着けると、渋みとか出てきたり、梅が崩れたりするので。
まぁでも好みだと思う。
続いて、こちらは左がゆめひびきで漬けた梅酒。
度数が少な目な20度だったんで、ちょっと心配してたけど問題なく完成。
右のがグラニュー糖で着けた、なんかいろいろ安酒突っ込んだやつ。
結局どうなったのかのアレコレを適当に纏めるとこんな感じ。
01:カミュXO梅酒3ヶ月瓶詰 ⇒ 美味しく香りもよく完成。
02:カミュナポレオンエクストラ梅酒3ヶ月瓶詰 ⇒ 1と同じ感じ。美味しい。
03:カミュXO梅酒(1の残り)8ヶ月瓶詰 ⇒ 1より酸味が少し多め。美味しい。
04:カミュナポレオンエクストラ梅酒(2の残り)3ヶ月瓶詰 ⇒ 3同様。美味しい。
05:カミュ梅酒(3と4のブレンド)12ヶ月瓶詰 ⇒ 違いよくわからんが美味しい。
06:ゆめひびき梅酒3ヶ月瓶詰 ⇒ 度数下がって甘く香りよくなった。美味しい。
07:グラニュー糖梅酒3ヶ月時点 ⇒ 普通の梅酒な感じ。美味しい。
08:1の梅の一部でヘネシーVSOPを半年漬けたもの。 ⇒ 美味しい。
09:2の梅の一部でカミュデラメゾンを半年漬けたもの。 ⇒ 美味しい。
10:6の液体+梅の残りに3と4の梅の半分を着けて1年経過したもの。 ⇒ 美味しい。
11:7に6残りを全部放り込んだもの。 ⇒ 美味しい。
8と9は瓶の中身全部とかじゃなくて、一部を使ってお試しした感じです。
使ったのはこちらの中身。
他にも余りの梅と液体使っていろいろ試しました。
そっちは量が少なく、随時飲んじゃって覚えてないのも多いので未記載。
全部美味しかったです。
主要なやつを、それぞれ試験管に詰めて香り比べやら味比べした痕跡。
本当はね、細かくいろいろ書こうと思ってたんですよ。
でも結論としては、それぞれベースになった酒の味香りに梅成分が追加された感じです。
漬けた時間の違いについても、どっちがより美味しいとかじゃなかったです。
全部違って全部美味しかったです。
細かい違いを文章で伝えるの無理だし、好みの問題もあるし。
【最終的な感想の纏め】
コニャックの高いヤツというか、濃いのと薄いのとで使い分けするのがオススメ。
エクストラオールドとかの濃いタイプは、飲む直前に梅酒と混ぜる方が美味しいです。
混ぜて梅酒にしちゃうと、香りが混ざって減っちゃうというかなんというか。
飲む直前に混ぜる場合、混ざってるけどそれぞれが香るんですよ。
ところが梅酒として漬けて混ざると、1つの違う香りになっちゃう感じです。
一方で、安くて薄い系なVSOPとかは梅酒向き。いい感じに補完されました。
甘め酸っぱめについては、砂糖の量と期間で適当に調整してどうぞ。
甘めが好きなら砂糖多めで短期で引き揚げ。
酸っぱめが好きなら、砂糖少な目で長期漬けすりゃOKです。
私のように、期間分けて両方作るのもいいかと思います。
氷砂糖とグラニュー糖については、別途詳しく実験予定。
推定で書くと、グラニュー糖の方が梅酒向きな気がしてきた。
底にグラニュー糖を敷いて、その上に梅を乗せるのが正解なんじゃないかしら。
その方が一気に糖度が上がらず、じっくり漬けられる気がしてます。
結果についてはまた来年か再来年とかに。