流水式冷房をアルミ缶と100均アイテムで自作してみた

去年の夏は暑かった。その時に思ったのです。
来年の夏も暑くなりそうだ。そうだ、冷房を作ろう!
そんなワケで、ちまちま作ってみたのをちょっと紹介。(もう冬ですけど)

結局のところ、今年の夏はそれほど暑くならず使い道なくなりました。
そのまま使うこともなく廃棄と相成りましたが折角なので記録だけ残しておきます。

えーとまずは設計思想から。
エアコンあるじゃないですか、アレの仕組みを考えたんですよ。
あれって部屋の中央にどかんと設置して使ったら、ただの発熱する暖房器具です。

仕組みとしては、エアコンの内部で温度を2分してるだけなのです。
そんで暑い空気を部屋の外に追い出して、冷たい空気を部屋に流す。
そーゆー仕組みなんですよね。

なので私は思いました。
部屋の外に廃熱する仕組みさえ作ればエアコンは不要だと。
じゃどうやって廃熱するか。

熱伝導率の高い金属に、冷たい水かけて、その水を排水してやればいいと思いました。
幸いにも我が家の水道は、地域的なものなのか、夏場でも物凄く冷たいです。
水道水を入れたコップを放置しとけば結露するレベルです。

そこで、除湿も兼ねた流水式冷房の開発?開始です。
熱伝導率が高い金属といえば、銀、銅、アルミなどなど。
腐食性や入手性を考えるとやっぱアレですよね。アルミ。

ということでアルミ缶で実験です。

まずは加工から。
これはちょこちょこ買ってるオランダモルトなビールの空き缶です。
両端をカッターで切り落とします。

画像の右側のように適当に折り曲げます。
折り曲げたのを3本分、折り曲げてない円筒の中に詰め込みます。
これを量産して、キッチンのシンクで水をかけながら扇風機の風当ててみました。

ところが思ったより冷えないというか、アルミ缶が結露しません。
水で冷やされるより、風で温まるのが早くて結露しないんです。
この表現が妥当かわかりませんが、保持可能熱量が低すぎて冷やすレベルになってない。

そこで、こんな感じにみっちり詰め込んでみた。
4本の角型アルミ缶ラジエーターっぽい何かの完成です。
ステンレスのトレイに入れて、これを縦に2段に重ねてみました。

これをキッチンに配置して、水かけながら扇風機で風ぶぉー。
ちなみに扇風機はトップランドのアレを使用してます。
やった感じ、確かに冷風っぽいのが出るようになった。

でもやっぱり、除湿にはなってないように思った。
アルミ缶の中央部分は薄すぎるのだと思います。
アルミ缶の底の部分を重ねただけのモノの方が除湿効果的には上だったと思う。

結論としては、アルミ缶じゃラジエーターは作れないというか何というか。
ラジエーターのフィンにあたる部分の代用にはなるかもしれない。
でも中央部にある程度の質量のある金属塊が必要だわ。

素直になまし銅管をぐるぐる巻きにした方が効果高そうに思います。
むしろ雪平鍋に水入れて風当てるだけでよかったんじゃ・・?
とゆー感じの夏休みの自由研究的なお話でした。

特にこれ以上発展しません多分。