なんかこう、漂流とか遭難した時って海水絶対飲むな!みたいに言われてます。
それ本当かなぁとか思って、ちょっと調べてみました。
どーゆー実験に基づいて言われてるんだろう、と。
そしたら、海で遭難した時は海水を飲んでもいいって主張する医師の話を発見。
フランスの医師のアラン・ボンバール(英語WIKI)って人。
実際に漂流して、自分の身体でアレコレ実験した人のようです。
日本語WIKだと斉藤実さんの漂流実験の項目にその辺りの記載ありました。
詳細が知りたい人はこの辺りを読んでください。
で、結論としては、水分補給って意味では海水飲むのは有りっぽい。
菌とかそーゆー面ではよくないので、日常生活上は飲まない方がいいのは確か。
あくまで遭難時に、死なない為に水分を摂取する目的では有りな模様。
んで、なんで大丈夫なのかの理屈について。
海水は1Lに35gくらいの塩が含まれてます。
100ml中だと3.5gで、200mlなら7gですね。
一方で、人は1日の塩分摂取量の目安として7g前後と言われてます。
つまりまぁ、1日に200mlだったら、確かに理屈上は問題なさそうに感じる。
日本人の食事摂取基準の話なので、外人は知らない。
あとこれ、1回に200mlガブ飲みとかはダメだと思う多分。
みたいなことを考えて、実際に実験した人が居ました、って話でした。
サンプル数が少ないので、これが正解!みたいなのは一概には言えません。
そもそも、実験が正しく行われたのか、記録に改竄がないのかとか確認不能ですし。
ただまぁ、漂流する確率なんかほぼゼロだとは思うけど、覚えておくといいかと。
万一漂流した時は、海水を飲むって選択肢もありますよ、って話。
何が言いたいかって、なんか漂流した際の一番の敵は絶望っぽいんです。
海水は絶対飲んじゃダメ!とか、人は水無しだと3日生きられない!だとか。
そーゆー強迫観念持ってるとサクサク死んじゃうようです。
それじゃ、どれくらいの海水を、どれくらいの頻度で飲めばいいのか。
現状だと、実験数少なすぎて正解とか無いです。
許容量とか個人差あり過ぎるだろうし。
結局のところ、遭難時に自分の身体で確かめてみるしかないかと思う。
そんな話もあるんだなー程度に頭の片隅にどうぞー。
https://www.nikkaibo.or.jp/pdf/578_2018-2.pdf