今年もやってきました、生ハム原木シリーズの・・何段目だろ。
とりあえず5本目になります。
1本目がパレタセラーノ(前足)で2本目以降は毎回ハモンセラーノ(後足)でした。
どちらもスペイン産の生ハム原木で、骨付きなのが特徴です。
一方で、骨を抜いたボンレスタイプはイタリア産で、こちらをプロシュートといいます。
そっちは未だ購入したことなかったんですが、今回初購入してみました。
ででーん、骨無しなプロシュートさんこんにちは。
これね、めっちゃ安かったんです。
基本的に生ハム原木は1本6.5kg前後です。
ハモンセラーノは13000円くらいで、プロシュートは15000円くらい。
これは骨の分の重量差による価格差なのだろうと思ってます。
可食部辺りのグラム単価は大体同じ。
で、クリスマスシーズンになんだかんだなクーポン使ったりで9000円で買えました。
やっぱり生ハム原木って買う時期が大事なんだなと思った。
いやまぁその分ちょいと古めだったりするのかもですけど。
開封したプロシュート原木さん。
私は生ハム原木にはカバーかけたりしません。
ラップもしなきゃ油も塗りません、室内で完全放置。
それで数ヶ月かけて食べるので、多少古かろうが何だろうが気になりませぬ。
結局生ハムは干し肉なのです。下手にカバーかけたりしなきゃカビたりしない。
カバー厳禁ですマジで。
カバーかけないデメリット?についても一応説明。
写真右側というか、生ハム原木の上部。なんか色黒いですよね。
これ乾燥したから。肉の部位による色の違いじゃないです。
中央奥側部分が一番最近切ったからフレッシュなピンク色。
原木下部(写真左)はその前日切ったので、ちょい乾燥した感じのピンク。(中央手前は2日前)
そんな感じで、乾燥度合で色が変わり、そして味も変わります。
ここから本題、スペイン産ハモンセラーノとイタリア産プロシュートの味の違い。
大雑把にハモンセラーノの方が乾燥度合いが強く、若干クセが強め。
プロシュートの方がしっとり系で、日本人がイメージする生ハムに近い。
みたいな感じの紹介文が多く、食べてみても実際そうだと思ってた。
でもプロシュートを原木で食べてったらちょっとイメージ変わってきた。
これフレッシュ状態だと確かにそんな感じだけど、乾燥すると一緒だ。
単純にプロシュートの方が序盤の水分量多いだけですね。
乾燥が進むと、ハモンセラーノと大差なくなってきます。
更に乾燥が進むと、また少し差が出てきた。
これ多分ですけど、プロシュートの方が塩分強めですね。
作ってる会社によって変わるのかもですが、理屈的にはそーゆー傾向があると思う。
生っぽい状態で食べる前提での塩分調整してるのだろうと推測。
そのため、同じ乾燥具合になると、プロシュートの方がしょっぱいのだろうきっと。
今後、来年再来年で、別の会社の原木食べて、いろいろ比較してこうと思います。
結論:どんな生ハム原木も美味しいです。