今回作ってみたのは保存食品の糒(ホシイ,ホシイイ)と呼ばれるモノです。
干し飯、乾飯、アルファ化米とか、いろいろ呼ばれるようですが、
要はアレです、服とかにくっついて乾燥した透明の米粒。
なので作り方も何もなくて、おそらく適当に米炊いて乾燥させりゃ作れます。
今回使うのはこの玄米。
北海道産ななつぼし100%。
農薬とか化学肥料使ってない玄米らしーです。
糒の材料は、普通の白米でも玄米でももち米でもなんでもOK。
今回は保存食を作るって目的なので、栄養素が高そうな玄米を採用。
ただ、栄養分多いってことは農薬とかも溜め込むってコトなので、
そーゆーのをなるべく使ってなさそうな玄米を選択しました。
自分で玄米とか炊くのは初めての経験なのでちょっとワクワク。
さて、分量とかわからん。
とりあえず3合程炊いてみることにします。
糒の作り方いろいろ検索してみたんですが、
蒸せって書いてあったり炊けって書いてあったり、
なんか釜使えだとか、フライパンだとか、炊飯器だとか。
そりゃもういろんなやり方でやってらっしゃるようです。
なんでもいいってことだなOK把握した。
大事なのは水を吸わせて熱を通せってコトのようだ。
執拗に米を研ぎます。
それもかなり力込めてゴリゴリと。
新米や白米はコレやるとNGです。
米が壊れちゃいます。
古米とか玄米は水吸収しづらいので、表面を削るつもりでガリガリやってOKです。
むしろ、表面に傷つけないと水が吸収されません。
研ぎ汁とかさほど汚れないのですが、
それでも完全に水が透明になるまで研ぎました。
といっても5回くらいかな?
そしたら一晩水につけて放置します。
変わった・・・?
白米なら30分も水につけとけばちょっと見ただけで明確にスゲー違うんですけどね。
玄米だとそれほどの変化が見られません。
この一晩つけた水を捨てて、もう一度軽く研いでから炊きます。
なんかね、アクが出てました。
アクってのは結局は毒です。
あんまりアク抜きしすぎると栄養分も抜けると言われてますが、
白米と比較して栄養素豊富な玄米様ですし、
多少抜けたって気にしないさー、ってノリでやります。
炊く時の玄米の水の分量とかなんですが、
最近の炊飯器だと、玄米用のメモリがついてるらしいですね。
ウチの10年モノの炊飯器はそんなの当然ついてないので適当にいきます。
こちらも検索してみたんですが○合の米に対して○合の水だとか、
いろいろな記述あったけど微妙にバラバラでした。
白米でも、新米と古米で水の量違いますもんね。
つまり玄米は古米のノリでやればいいわけです。
大雑把に水の量が1.5倍くらいでいいとかなんとか。
今回は、炊飯器のラインでゆーと白米3.5合くらいの場所に水合わせました。
コレで1.5倍量なのかどーかは不明。
なるよーになるさー。
上手に炊けましたー。
つまんでみます。
普通に玄米の飯でした。
(自分で作ったことはないが食ったことはある)
そいじゃコイツを洗います。
ヌメリを取るために洗うのだそーです。
コレやらんと乾燥させた時にくっつきまくって大変なコトになるとかなんとか。
米が崩れないよーに水につけて軽くかき混ぜるよーに洗います。
するとですね、出るわ出るわ凄い量の「油」
さて、上の写真は実はですね。炊いた米の半分の量でした。
洗ったVerと洗わないVer両方やろうと思ってたんです。
なのですが、出てくる研ぎ汁のよーな何かと、
微妙に浮いてくる油にゲンナリしまして、
炊いた米、全部洗うことにしました。
言うまでもないですが、以下の写真は全て、炊いた後の米です。
汚れなんだか栄養分なんだかその辺はさっぱりわからんですが。
不明な白い何かが大量に分離してるのがわかります。
何回研いだか覚えてないんですが水が完全に透明になるまで洗いました。
方法としては、水入れっぱなしでシャモジでゆっくりかき混ぜる感じです。
なので、上の3枚の写真についても1回づつ研いだ写真とゆーより、
色が薄まる度に撮ったって感じなモノになります。
洗い終わって水切った状態。
今度はコレを乾燥させていきます。
天日で3日とか5日ってゆーのが一般的らしいです。
私は外で干すつもりは毛頭ないので部屋内乾燥でGOですよ。
次回乾燥編です。